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地球温暖化詐欺 (映画) : ミニ英和和英辞書
地球温暖化詐欺 (映画)[ちきゅうおんだんかさぎ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地球 : [ちきゅう]
  1. (n,adj-no) the earth 
地球温暖化 : [ちきゅうおんだんか]
 (n) global warming
: [たま, きゅう]
 【名詞】 1. globe 2. sphere 3. ball
温暖 : [おんだん]
  1. (adj-na,n) warmth 
: [か]
 (suf) action of making something
詐欺 : [さぎ]
 【名詞】 1. fraud 2. swindle 3. graft 
映画 : [えいが]
 【名詞】 1. movie 2. film 
: [かく, が]
 【名詞】 1. stroke 

地球温暖化詐欺 (映画) : ウィキペディア日本語版
地球温暖化詐欺 (映画)[ちきゅうおんだんかさぎ]
地球温暖化詐欺(ちきゅうおんだんかさぎ、)は、イギリスドキュメンタリー番組である。地球温暖化の主な原因は人間活動であるという科学的なコンセンサスに異論を唱え、論争を巻き起こした。この映画はイギリスのテレビプロデューサーである Martin Durkin によって製作された。番組の内容は、人為的な温暖化という科学的なコンセンサスに懐疑的な科学者や、経済学者、政治家、作家などを紹介するものである。この番組の宣伝資料には、人間による地球温暖化は「嘘」であり、「近代で最も大きな詐欺」であると書かれている〔"Global warming labeled a 'scam'" , Washington Times〕 。
イギリスのチャンネル4はこのドキュメンタリーを2007年3月8日に初めて放映した。テレビ局によるこの映画の説明は次のようなものであった。「この映画は多くの一流の科学者が同じ結論にたどり着き、十分に立証された視点を集めたコンセンサスに対する反論である。賛否両論の映画であるが、私たちは論争のすべての立場が放送されることが重要だと考える。」〔
このドキュメンタリーは地球温暖化の懐疑派には歓迎されたが、多くの科学組織や科学者たちに激しく批判された。批判した科学者の中には、映画に登場した2人の科学者も含まれている〔〔。映画を批判した人によれば、この映画はデータを誤用したり捏造したりしており、古い研究に立脚しており、誤解を招く議論を用いており、IPCCの立場を不正確に伝えている〔〔〔〔BAS Statement about Channel 4 programme on Global Warming 〕。
このため、この映画は多くの科学者やジャーナリストらによって、「映画自体が詐欺」「純粋なプロパガンダである」などと批判された〔「地球温暖化詐欺」はどっちでしょう , 温暖化いろいろ〕〔Swindled! in RealClimate〕〔“The Great Global Warming Swindle” is itself a Fraud and a Swindle , Bill Butler〕〔PURE PROPAGANDA - THE GREAT GLOBAL WARMING SWINDLE , medialens〕。
科学者たちからの抗議を受けて、2008年7月21日、イギリスのメディア規制機関のOfcomは、放送された番組は不公平性と偏向についてイギリスの放送コードを破っていると判断を下した〔Ofcom Broadcast Bulletin, Issue 114 , Ofcom〕。この判断に基づき、チャンネル4はOfcomの調査結果をまとめて放送することが要求されるが、処罰はない。
== この映画で提示された観点 ==
この映画の基本的な前提は、地球温暖化の人為的な原因についての現在の科学的なコンセンサスには多くの科学的な欠陥があるということと、市民や科学者のコミュニティがこのことについて知ったり議論したりすることを科学者の権威やメディアの既得権益が妨げているということである。映画によれば、公表された科学的なコンセンサスは『温暖化活動家産業』の産物であり、その活動は研究費を求める研究者によって後押しされているということになっている。映画が他に犯人として挙げるのは欧米の環境保護主義者であり、アフリカで安い化石燃料の代わりに高価な太陽光発電や風力発電を宣伝し、アフリカの国々の工業化の足を引っ張っているとされる。
映画の中で多くの学者、環境保護主義者、シンクタンクのコンサルタントや作家がインタビューを受け、映画の主張を支持した。その中には、グリーンピースの初期メンバーであったがここ21年は批判をしている Patrick Moore や、マサチューセッツ工科大学気象学の教授の Richard Lindzenバージニア大学の環境科学の教授の Patrick Michaels、1962年から1966年まで New Scientist 誌の編集者をしていた ナイジェル・コールダーアラバマ大学の地球システム科学センターの教授であり所長の John Christyパスツール研究所Paul Reiterイギリスの元財務大臣Nigel Lawson、イギリスの気象予報士の Piers Corbyn がいた。映画に登場した科学者のうち、Christy、Lindzen、Michaelsを含む8人は、アメリカの新保守主義右翼シンクタンクと関係があり、それらのシンクタンクは石油メジャーであるエクソンモービルから数千万ドルを受け取っている〔〔Exxon Secrets 〕。
マサチューセッツ工科大学海洋学の教授の Carl Wunsch もインタビューを受けたが、彼は映画の結論とインタビューの使われ方に強く反対すると言った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「地球温暖化詐欺 (映画)」の詳細全文を読む




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